2005年度 東海大学鉄道研究会 建学祭レポート

 テーマ 「東海大学運輸センター 鉄道模型の世界」

 2004年度の建学祭は、昨年と同様に期間中に土日を含まないので、何をやろうかと考えた結果、日本製Nゲージ誕生40周年なので、安直に模型ショーを開催といたしました。

新冊子「Loco}  本年度から建学祭で配布する冊子を、新たに「Loco」として発刊しました。今まではテーマを絞っていましたが、今回からは各人の自由。そのため、各々が好きな内容を書くことができるので、内容の深いものになっています。さらに、内容は当会の敏腕編集長、櫛田氏の厳しい監修にあいまして、まぁ中にはダメ出しをもらいまくった人もいまして、その甲斐あって、かなり内容の濃いものとなりました。内容は以下の通り。
 1.挨拶
 2.合宿報告
 3.制輪子製造機(石井)
 4.相模鉄道物語(岸原)
 5.弘南鉄道弘南線乗車記(棚網)
 6.天龍浜名湖鉄道(白鳥)
 7.箱根スペシャル観光ルート(伊藤)
 8.京王特急史(和田)
 9.東京メトロに乗ってきた話(石川)
 10.山陰本線(藤原) 11.銚子電気鉄道(櫛田)
 12.寝台特急北斗星ロイヤルに乗ろう!(田村)
 13.小田急小田原線のB急問題(佐山) 
 14.鉄研プロフィール&編集後記
なお、余が数十冊ありますので、ご希望の方はメールにてご連絡ください。
立体線建設中  「多少強引でも良いから、立体交差を作ろう!」
 と、言い出したら聞かない藤原会長の思いついたら即実行で、建設中の勾配曲線。脱線転覆しないように、緩い勾配と内側へのカントをつけています。
 なお、この高速仕様線が後ほど緑一色にされていたり。
扇風機うい〜〜〜〜ん
作業所のスーパーエース
扇風機君
 実はレイアウト製作をしている部室には「エアコン」がありません。夏場はみんな汗だくになって作業しています。
 死者や救急車出動の前に、今年から扇風機を投入。あるとないとはでは大違い。難点は、バラストやパウダーが飛ぶ。
ポスター写真  今回の見せ場の1つ、トンネルとトレッスル橋。昨年のトンネルは「新幹線」を特集していたのに「素掘り」でした。トレッスル橋を作ったのは前述の言い出したら聞かない藤原会長。「Loco」では山陰本線を特集。さらには北海道合宿の帰りに、櫛田編集長を拉致して餘部鉄橋まで取材に行ったらしいです。いやはや・・・・・・。

 ちなみに、学校内のポスターに使われた写真です。
 真ん中にあるのは小田急のBトレイン2種。体験運転用に使うつもりだったのですが、予想外の走りの悪さに1日でダウン。なんせ、レールのジョイントの段差でカッ飛んで脱線するわ、緩い勾配は登れないわ、VSEのモータは不良品(一般のNゲージと逆に回ります)だわと、失敗作でした。
移動立て看板  移動立て看板も新しくしました。

今までは真緑で英語でサークル名が書いてあるだけの、一見するとなんだか分からない仕様でした。で、また藤原会長が「看板変える」と言い出して、自分でお得意の新幹線0系電車を描いて、下のスペースに「サボ」を取り付け。「鉄研」や「運転中」などの文字は自称「スコアボード通」の石川氏製作。本番前に、不要なボードに「県商工」「サレジオ」などと書いて練習してました。その上手さは先輩が見物に来て「どこから貰って来たの?」と勘違いするほど。
 なお、「運転中」のサボは、裏返すと「準備中」になります。
2日目夕方  初日・2日目、3日目。平日で朝ともなればものすごーく空いています。コレだけ空いていると自分達のの遊びそのままになってしまいます。

 右のスタッフは敏腕編集長の櫛田氏。赤い服の方は常連さんね。
 ん? 左奥の方は材料工学科の宮澤教授??
三日目 大盛況 三日目 もはやキリキリ舞い
唯一の休日であった三日目の様子。さて問題です。両方の写真のうち、写っているスタッフは何人でしょうか??
正解は両方の写真とも4名です。ここまで盛況になるとはびっくりでした。
スタッフが足りません。もうてんてこ舞いというか、きりきり舞いですね。
この日が終わったときの藤原会長の顔は疲労で真っ青でした。
では、走行車両の紹介に。
485系特急「ひたち」
485系「ひたち」(櫛田)
常磐線沿線出身の櫛田氏所有。
櫛クシのエース的存在
E217系横須賀線
E217系横須賀線(岸原)
岸原氏のNゲージ第一弾。
無難に地元路線ですね。
113系千葉
113系横須賀線色千葉仕様(櫛田)
大の千葉動労ファン(?)である櫛田氏所有
2日目、3日目の体験運転に用いられました。
根岸線貨物
 EF65+タキ1000の貨物列車(藤原)
横浜在住の藤原会長の所有。
根岸線貨物の再現らしい。
885系「かもめ」
885系「かもめ」(藤原)
カント+振子機構で車体を大きく傾けて走ります。
国鉄浜松工場行き甲種回送
ED62(石川)+0系新幹線(藤原)
豊川発、国鉄浜松工場行き甲種回送のつもり
E1系
E1系リニューアル(石川)
新潟出身の石川氏所有。
実車も上越新幹線で活躍。
キハ58系急行「砂丘」
キハ58系急行「砂丘」(藤原)
最後までタブレットの通過収受を行っていた急行。
ありえない組み合わせも模型ならでは
EF66+24系「富士」(藤原)&415系常磐線(櫛田)
昔懐かしいブルートレインの長大編成と
小田急線沿線の大学で、塗装が似ているために
毎年小田急線扱いを受ける櫛田氏の415系。
迫力のDD51HG仕様重連
DD51重連「出雲」(藤原)
まぁ、言うまでも無く藤原会長の自慢の模型です。
トレッスル橋との組み合わせは最強。
坂が急すぎて登れなかったので重連に。
山陰スペシャル
キハ181系&キハ58系&キハ187系
いずれも山陰本線で活躍している車両。
誰の保有かはもはや言うまでも無い。
ちなみに、この駅にはATS-HN型設置
客車祭り
EF66「あさかぜ」(藤原)&EF81「レインボー」(櫛田)
最終日は客車祭りになっていたので、並んで走っています。
E2系
E2系(櫛田)
藤原会長の500系に対抗したかったらしいです。
でも昨年は会長の新幹線オンパレードで哀れ空転。
その代わり、今年は大活躍
651系「スーパー脱線ひたち」
651系「スーパーひたち」(櫛田)
櫛クシのスーパーエースの651系。
たまにはこういうことも起きます。
でも、「バタン!」といっぺんに倒れるのは珍しい。

 如何でしたでしょうか。紹介した模型は走ったもののうちのほんの一部です。まだまだたくさんの模型を走らせました。非常に好評でした。また、KATOの社長である加藤浩さんが東海大学出身であるということを、見にこられた方が教えてくれました。連絡が取れそうならば、来年も期待してよいかもしれません。

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