2012年度テーマ「行くぜ、鉄研。」


建学祭は、東海大学湘南キャンパスで行われる学園祭のことです。

今年は11月の1日から3日までまで開祭されました。総合大学である東海大学ならではの、大規模な学園祭が味わえるのもこの建学祭です!

そして、我が鉄道研究会も出展しました。

今年は、Nゲージレイアウト、写真、物品展示を主に行いました。

そんな2012年度模型制作作業をこのページにまとめました。

今年のNゲージレイアウトでは「土台部分の新造」といった目標を立てました。 

今まで使用してきた、レイアウト(大きな周回型の鉄道模型)が古くなってきたという意見が多く、今年は土台となるテーブルからの製作を目標としました。

そのため去年まで使っていた線路を撤去、ボードの解体など例年以上に大掛かりな作業となりました。

 

しかし時間は今までと同じ。

例年以上に、波乱の予感がするレイアウト作業の紹介です。

 

まずは今までのレイアウトボードの解体作業。レール類は再利用するため丁寧にはがしていきます。

土台となるボードは解体しました。去年導入したカントつきレールももちろん再利用です。

 

 

 

土台作り。

新調した木材に計算して台座を作っていきます。規格はいままで通りですが、足の高さや補強材に関しては、ほぼ新規です。片手にメジャー、もう片手には関数電卓。

 

 

カーブ部分は今までも一番の難関でした。

わが大学のレイアウトは、集合式というレイアウトで、複数の板で構成されています。そのため継ぎ目の凹凸で事故が起こりやすいのです。特にカーブというも葉列車が不安定になり脱線頻発箇所であります。その問題を解消すべく、カーブに関しては1ミリの誤差も許されないのです。

 そして今年のレイアウト見せ場である、通称「代々木上原」。中央に掘り下げた下り勾配があり、引込み線へとつながるトンネルになっています。この部分は強度設計的にも非常に作業が難航しました。

数ミリの誤差で列車が脱線。救出しにくい設計であるため、メンテナンス設計も重視されました。

 


 

 走行試験。

難関のひとつであるカントレールを走行する東西東海道本線。

スムースな走りを見せ作業をする会員たちの顔にも安堵の表情。

安全第一の運行には、線路の設計、製作が重要であることを再認識した瞬間でした。

 

そしてレイアウトを飾る装飾も着々と作っていきます。

繊細なつくりの樹木たちに包まれた山。レイアウトをよりいっそうリアルにする大事な出演者です。

山のほかにも住宅地の脇や、街路樹など隅から隅まで自然にあふれた木々たちに注目です。

コスト削減のために爪楊枝の幹という逸話つき。

 

 

 さて、ここから建学祭本番の風景を・・・と言いたいところですが、残念なことに当日の写真が記事発行時に見つからなかったため、お見せすることが出来ません。申し訳ありません。

 何がともあれ、とても充実した3日間でしたが、慣れない新レイアウトと言うこともあり対応に課題が残りました。

 

 

 

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 最後に。我々鉄道研究会では、建学祭期間中の毎日、展示終了後に小反省会、及び建学祭終了後最初の例会にて反省会を実施しています。お客様からの指摘、改善点などを中心に話し合い、来年度に向けた課題を発見する場としています。 

 

 

 

 

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