2011年度テーマ「今日北門から16号館へ」


建学祭は、東海大学湘南キャンパスで行われる学園祭のことです。

毎年11月の1日から4日まで開祭されます。総合大学である東海大学ならではの、大規模な学園祭が味わえるのもこの建学祭です!

コンサートや、お笑い芸人のライブ、花火大会などイベントが盛りだくさんです。

そして、我が鉄道研究会も出展しました。

今年は、Nゲージレイアウト、写真、物品展示を主に行いました。

そんな2011年度模型制作作業をこのページにまとめました。

今年のNゲージレイアウトでは「曲線部分にカントを設ける」といった目標を立てました。 

カント(Cant)とは、自動車道路や鉄道軌道において、カーブの外側を内側よりも高くする事です。

カーブを走ってくる列車が、カーブの内側に傾いて見える理由ですね。このカント、高速で走行するぶん高くしなければなりません。だって、遠心力で外側に倒れちゃうもんね。

そんな傾きをNゲージでも再現したい!という欲望があるわけです。それを実現すべく、今年はカーブレール「カント付き曲線レール」を導入しました。

 

写真の電車が傾いているのがわかりますか?    お勉強終わり。

 

 

 

 

まず、いままで固定されていた線路を撤去します。同時に線路と線路の間に撒いてある砂利(バラストといいます)も接着剤てしっかり固定しているので金属板やバールのようなものではがしとります。

周回レイアウトは「集合式」と呼ばれ、直線部分、カーブ部分に分かれるようになっています。そのためカーブレールのボードが計4つあります。全てのボードを綺麗に整地しました。結構この作業やかましいんです。はい。

 

撤去したボードにはKATO製の「カント付き曲線レール」を設置、固定しました。 

このレールは複線単位です。そのため4線あるこのレイアウトでは2種類の曲線レールを設置しました。

手前がカント付きカーブです。先ほどのクモヤが走行しているのはこのカーブの外側から2番目のレールですね。

奥では、直線ボード上に駅となる部分のレール固定作業が進んでいます。継ぎ目部分には、伸縮レールを用い、着脱が容易にできるようになっています。渡り線(内側、外側を行き来できる線路いわゆるポイント)を設け、入れ替え作業をしやすく配慮しています。

 

 そして今年のレイアウトのもう一つの見せ場。引き込み線です。基本的に長方形型ベース2つで構成されているこの引き込み線ですが、昨年まではそのうち1つしかその存在が確認できず、ここ数年、登場していませんでした。しかし、今年倉庫を掃除していたところもう一枚を発掘。合体させ本来の姿への戻ったのです。数年の月日を経ているので、まずはレールの総点検。通電しない部分にはヤスリがけから、配線の組み直しなどを行いました。

 

 

 レイアウトも全貌が見えてきた頃、あるボードで問題が。

周回レイアウトの短辺直線ボードにある川のジオラマに架ける橋がないとの事。全線開通を目前に発覚した事実に戸惑う会員達とその現場を写真に。

ちなみに、急遽サイズを測り、会員が手分けをして橋を自宅で作ってくるという事態に。

 

 

 

さあ、いったい橋は間にあったのでしょうか?その完成した橋はこのページのトップ。タイトルの右側に写ってます。 

 

 

そして本番。 今年は16号館102教室にて展示しました。

小さい写真で申し訳ないのですが、奥に見えるのが周回レイアウト。そして真ん中が引き込み線です。写真にはありませんがもっと手前は折り返し方式のレイアウトです。

多くのお客様に来ていただき大盛況でした。お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後に。我々鉄道研究会では、建学祭期間中の毎日、展示終了後に小反省会、及び建学祭終了後最初の例会にて反省会を実施しています。お客様からの指摘、改善点などを中心に話し合い、来年度に向けた課題を発見する場としています。 

 

 

 

 

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